テープライト"DC12V"と"DC24V"の製品の違いは何ですか?

弊社取扱いのLEDテープライトには点灯入力電圧がDC12VのテープとDC24Vのテープの2種類があります。一般的に12Vがテープライトの主流として使われており、昔から対応した電源の種類が多く汎用性の高い製品です。しかしながら、テープライトは24Vの方が電力を効率よく運用できるため、弊社では24Vのテープライトを推奨しています。以下に主な理由を2つ解説します。

理由1テープライト全体を満遍なく明るくできる

LEDテープは短冊状の薄く細長い基板の中に電流を流してLEDを点灯させています。接続されているLEDテープが長くなると電源から離れたところは電圧降下が大きくなるため、点灯に強弱の差ができやすくなります。この時、電源からの電圧が高ければ電流の勢いも強くなり、テープの端から端まで電流が流れやすくなります。

電圧違うにより明るさの差

積分球測定データ値(F360シリーズ 6000Kを1m点灯した場合)

電圧(V) 12V 24V
消費電流(A) 0.8889 A 0.62325 A
消費電力(W) 10.67 W 14.96 W
明るさ(LM) 1064 Lm 1425 Lm

実際の積分球測定データ値の比較です。24Vの方が消費電力は多くなり、その分明るさを示すLm(ルーメン)値も高くなっています。この差はテープライトが長くなるにつれて顕著になり、実際に設置した際の見栄えにも繋がります。そのため、電源入力側から末端側まで均等に明るくしたい場合は24Vの方が優れており、12Vよりも安定した明るさで点灯が可能です。

理由21つのコントローラー、アンプで多くのテープライトを点灯できる

弊社取扱いのコントローラーは接続できるテープの長さを、消費する電流容量(A)から算出します。※1
仮にコントローラーの最大電流容量が15Aだった場合、接続できる12Vテープは合計18mまでです。一方、同じ仕様の24Vテープの場合は合計25mまで接続でき、コントローラー1つでより多くのテープライトを点灯させることができます。※2

12V(左)と24V(右)の取り付けテープ数の比較

電圧違うにより明るさの差

※1 電源は接続できるテープライトの長さを消費する電力容量(W)から算出しますが、コントローラーは電流容量(A)で算出します。
※2 定格電流の値は製品ページの仕様一覧からの引用。