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JWS LEDラインテープとは
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LEDラインテープは専用0.25x0.53mmの極小COBチップを直接LEDテープ基板上に実装をしています。このCOBチップの採用によりLEDの配置間隔は今までと比べて特段に狭く実装ができる様になりました。これにより点灯時のLEDの点々の間隔は無くなり、真っ直ぐな線状の照明が提供できます。また、照明は均等な光と影の斑ができない照射を行います。テープ自体も薄く、軽く、強くなっています。電気的にも過電流に対して耐久性が増しています。
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一般的はLEDテープライトの定番は5050 60leds/mの様なLEDのパッケージ(SMD)をテープ基板上に配置して発光させた物が殆どです。パッケージを実装する為、LEDの配置間隔は広くなります。光は点々となり、光と影には斑が現れます。また、大きなパッケージ実装の為、半田部の強度が弱い点、LED内部のワイヤーボンディング部分は電流に対して破損し易いです。
※ラインテープの種類により光源がCOBタイプでなく、超小型SMDを密集して並べた製品もあります。
ドットレスで点々の無いライン照明
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テープライトとして多く使用されている5050シリーズのLEDピッチは16.7mm。一方チップを配列したラインテープはF360は2.77mmピッチ(F504は1.98mmピッチ)で、LED光源を密集させています。またチップ全面は透過性、耐久性に優れた蛍光剤シリコンジェルで均等にコーティングが施されており、テープ全面は点灯斑無く発光します。これまでのテープでは難しかった点の無い均一な線の照明がラインテープで表現できます。
COBテープのスタンダード
F360シリーズ
COBチップ: 0.25x0.53mm
LED間ピッチ: 2.77mm
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更に細かいCOBテープ
F504シリーズ
COBチップ: 0.25x0.53mm
LED間ピッチ: 1.98mm
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オーソドックスSMDテープ
5050シリーズ
5050チップ: 5x5mm
LED間ピッチ: 16.7mm
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180°の広角照射、影斑の無い照明
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ラインから発光する光は全体が均等に光を照射します。5050シリーズなどSMDタイプと比べ多重影が生じにくいので見た目もよく、間接照明や陳列ケース照明などに適しています。
COBチップ構造で薄い、軽い、強い、高信頼性テープ
ラインテープで採用しているCOBタイプは極小チップを基板上に載せています。極性はチップ裏側に設けており、ワイヤーが存在しません。小さいチップの基板直実装により貼付強度は上がり、構成素材も最小限で故障率は減少、価格も抑えられています。
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テープ基板上に、パッケージ部品を実装配置しています。パッケージの中にLEDチップを置き、ワイヤーでボンディング(配線)をして電流を流して点灯させています。曲げた際に半田付け部が剥がれ破損し易い、ワイヤーが電流に弱いといった点があります。
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Ra≧90 高演色性で鮮やかに色味を再現
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演色性とは太陽光で照らした際の本来の色彩を100(Ra)として基準値を設定した光による実際の色味再現を評価する指数です。RはRendition(演)aはaverage(平均値)の"a"です。つまり複数の演色基準の平均値です。JWS LEDラインテープはRa90以上の高演色になっています。商品本来の色味を再現するの適しています。
測定スペックに基づいた確かな性能
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F360ラインテープはホームぺージより図の様な光学計測ータをご覧頂けます。
データは1mのテープライトを積分球内で点灯させて測定をした報告書です。テープライトの発光する色の色度図座標、構成しちている分光分布図、R1~R15演色指数、ルーメン値、また消費電力など製品の主要なスペックをご確認頂けます。
x y 色度図: 色の座標
分光分布図: 色の成分
演色性: 色味の表現性
明るさの指数: ルーメン
電気特性: V、A、W
詳細は光学計測データの見方をご参考下さい。
ロット毎の色味を正確に管理
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LEDテープは製造過程で特性に分布が生じ、完成品に色合い歩留り(バラツキ)が発生してしまいます。LEDラインテープの色味管理は米国Enerty Starの基準に従った点灯分光の品質管理を実施しています。
CIE1931色度図上のX,Y座標により、テープの各色温度(例: 6000K,4000K,3000K,2700K)毎に4つのBIN区分を一つの範囲として設定します。設定した範囲の中心より≦3SDCM以内の許容基準として色合いの同等性を管理しています。具体的には6000K±300K、4000K±250K、3000K±200K、2700K±150Kを許容としています。
※CIE 1931色度図
赤、青、緑の色度座標を平面上に示ている図です。国際照明委員会CIEによって定められている色を示す基準の指標になっています。
※SDCM
SDCM (Standard Deviation of Color Matching)は色合い偏基準で色のバラツキ許容誤差範囲を数値で示しています。1 SDCM:人の目には見えなく違いは判断できない。2-3SDCM:目に見える色味違いは殆どなく、かろうじて差が分かる程度。5SDCM~:明らかに違いの差が分かる。
豊富な色温度、保護種類とアクセサリ

LEDラインテープは6000K,5000K,4000K,3500K,3000K,2700K、赤、青、緑、黄を標準発光色のラインナップとして用意。保護種類も非防水~高耐防水まであります。半田不要のコネクタ、取付アルミレールなどのアクサリもあります。今後も関連する製品は充実をしていきます。
ドットが無くなるLEDテープの傾向
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LEDテープが多く利用されてきた5050 60leds/mからLED形状は徐々に小さくなり密集の傾向にあります。3528 120leds/m、2835 168leds/m、2110 280leds/mなどテープ上に並ぶLED数を多くして線の照明を表現してきました。そして現在、LEDチップを直接基板に実装したCOB LEDラインテープに至っています。